シェナキング（2018年生、母メデタイメデタイ）

シェナキング（2018年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のベルシャザール（当時10歳）と交配したメデタイメデタイが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は沼田照秋。2021年の菊水賞(地方重賞)に勝利した他、2021年のMRO金賞(地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、沼田照秋から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

山口浩幸厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2020年）

6月17日、デビュー戦は大柿一真騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた2戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアウワに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフセノチェリーにアタマ差届かず2着に惜敗した。

8月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したマルカフォルトゥナを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月1日、中6週で迎えた5戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた7戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンヒビキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月9日、中3週で迎えた8戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクルゼイロに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月31日、中2週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったツムタイザンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3歳（2021年）

1月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳A B（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた11戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のスプリングカップ（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったブンブンマルに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は大柿一真騎手（4戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキングオブハーバーに半馬身届かず2着に敗れた。

4月15日、中4週で迎えた13戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエイシンイナズマを半馬身振り切って4勝目を奪取した。

5月14日、中3週で迎えた14戦目は、3歳A（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスマイルサルファーをクビ差振り切って圧倒的人気に応えた。

6月10日、中3週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたスマイルサルファー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

7月20日、中5週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のベニスビーチをクビ差振り切って6勝目を手にした。

9月14日、中7週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったスマイルサルファーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中2週で迎えた18戦目は、3歳M1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦3勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた19戦目は、DASHよかわ開設13周年記念（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグリーナリーを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

12月16日、中6週で迎えた20戦目は、酒米の王様山田錦杯（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったナナカマドカに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

2月2日、中6週で迎えた21戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた22戦目は、小野市白雲谷温泉ゆぴか特別（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で吉村智洋騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月13日、中5週で迎えた23戦目は、春風駘蕩特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉村智洋騎手（10戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のフーズサイドに2馬身の差をつけてファンの支持に応えた。

5月11日、中3週で迎えた24戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で吉村智洋騎手（11戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマジカルフェイスにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月17日、中4週で迎えた25戦目は、水無月特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で吉村智洋騎手（12戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

デビュー前

山口浩幸厩舎（兵庫）へ入厩。

7月21日、デビュー戦は杉浦健太騎手を鞍上に据えて、いい味だしてる。淡路ビーフ（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番ゲートからスタート。出走取消となった。

5歳（2023年）

6月9日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、アサヒスーパードライカップ（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は大柿一真騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた27戦目は、大日本プロレスカップ（園田ダート1870m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大柿一真騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の摂津盃（園田ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月1日、中2週で迎えた29戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A1 A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた30戦目は、スポニチなにわ賞（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた31戦目は、DASHよかわ開設15周年記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で廣瀬航騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた32戦目は、加古川くつした特別（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で廣瀬航騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた33戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、園田金盃（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

6歳（2024年）

1月3日、中3週で迎えた34戦目は、ハンデ戦の新春賞（園田ダート1870m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

1月26日、中2週で迎えた35戦目は、姫路のラジオ局FM ゲンキ特別（姫路ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた36戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、白鷺賞（姫路ダート2000m 雨/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた37戦目は、神戸ビーフ特別（姫路ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。