エイシンヒビキ（2018年生、母エーシンフラクタル）
A Shin Hibiki
2018.04.10
エイシンヒビキ（2018年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+広く周囲に伝わって聞こえる音」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のワンダーアキュート（当時12歳）と交配したエーシンフラクタルが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。2021年の菊水賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
田中正二厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（2020年）
5月28日、デビュー戦は服部茂史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1500m 内回り 晴/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。
6月11日、中1週で迎えた2戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。
6月30日、中2週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。
8月6日、中4週で迎えた4戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るユナチャンを上がり1位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。
8月27日、中2週で迎えた5戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。
9月25日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田雄大騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、ナットグレースワンに交わされて5馬身差の2着となった。
10月23日、中3週で迎えた7戦目は、2歳（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田雄大騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンギンガにハナ差交わされて2着に甘んじた。
11月11日、中2週で迎えた8戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、シェナキングに交わされて2馬身半差の2着となった。
12月9日、中3週で迎えた9戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。
3歳（2021年）
2月16日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、3歳A B（姫路ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。
3月9日、中2週で迎えた11戦目は、3歳A（姫路ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。6頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。
4月15日、中4週で迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。
5月4日、中2週で迎えた13戦目は、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。
6月10日、中4週で迎えた14戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。
7月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンビッグボスを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って2勝目をゲットした。
9月30日、約3か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマッチョサスポに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。
10月21日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上B2（園田ダート1400m 曇/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したクールシャワーにクビ差届かず2着に甘んじた。
11月18日、中3週で迎えた18戦目は、但馬牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したリバーランドに半馬身届かず2着に敗北した。
12月15日、中3週で迎えた19戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（7戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたエストラード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。
4歳（2022年）
1月2日、中2週で迎えた20戦目は、そのだは面白い!第12回青芝フック杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。
3月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中学騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフミタツティンクルに1馬身半の差をつけて4勝目をつかんだ。
4月20日、中2週で迎えた22戦目は、若草特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中学騎手（10戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。
5月11日、中2週で迎えた23戦目は、若葉特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中学騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
6月9日、中3週で迎えた24戦目は、ガーベラ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンアンヴァルを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。
7月13日、中4週で迎えた25戦目は、小野ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（3戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。
8月10日、中3週で迎えた26戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。
9月7日、中3週で迎えた27戦目は、レ・コードなまち にいかっぷ特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦2勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に終わった。
10月5日、中3週で迎えた28戦目は、棋士のまち加古川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。
11月4日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に沈んだ。
11月29日、中3週で迎えた30戦目は、神戸ビーフ特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のサラコナンをクビ差振り切って6勝目をつかんだ。
12月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、オッズパーク2022杯（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。
5歳（2023年）
3月11日、中9週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた32戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの伊良湖特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。
7月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた33戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの大府特別（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。
9月12日、中7週で迎えた34戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、東海道川崎宿起立400年記念（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。
10月12日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた35戦目は、七里ヶ浜特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤江渉騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。
11月6日、中3週で迎えた36戦目は、シリウス賞（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤江渉騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。
11月29日、中2週で迎えた37戦目は、春待月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤江渉騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。
デビュー前
武井和実厩舎（川崎）へ入厩。
12月11日、デビュー戦は藤江渉騎手を鞍上に据えて、OGC制覇!無敵の女王佐藤水菜記念（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。5頭立ての5番ゲートからスタート。出走取消となった。
6歳（2024年）
1月10日、中5週で迎えた38戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたヒートヘイズ決め手に屈してクビ差の2着となった。
1月24日、中1週で迎えた39戦目は、室戸三山特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で郷間勇太騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。
2月7日、中1週で迎えた40戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で郷間勇太騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
デビュー前
平和人厩舎（高知）へ入厩。
2月21日、デビュー戦は郷間勇太騎手を鞍上に据えて、落合橋特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。馬体重は500kg。10頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。
3月27日、中6週で馬体重を前走から22kg減らして迎えた41戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で郷間勇太騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。
4月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で郷間勇太騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
4月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で郷間勇太騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。