レイジーウォリアー（2019年生、母ラヴクレージー）

レイジーウォリアー（2019年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時14歳）と交配したラヴクレージーが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2022年の新春ペガサスカップ(地方重賞)に勝利した他、2023年の撫子争覇(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

塚田隆男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2021年）

6月18日、デビュー戦は丸野勝虎騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は443kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトリプルアイに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月22日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスウィートアローラに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の若駒盃（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第2戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のエムエスムーンを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

10月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第3戦（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月16日、中4週で迎えた7戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパピタを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

11月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2022年）

1月1日、中4週で迎えた9戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若獅子盃（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシノジマニヨラサイに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

1月18日、中1週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアップテンペストに7馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

3月1日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（名古屋ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアンティキティラに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中6週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

6月7日、中4週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

9月27日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍オープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（12戦3勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた16戦目は、神楽月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（13戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、アスタークライにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月15日、中5週で迎えた17戦目は、雪椿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（14戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のナムラゴローに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2023年）

1月13日、中3週で迎えた18戦目は、初見月特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（15戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたニホンピロヘンソン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中3週で迎えた19戦目は、香雪蘭特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（16戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のビルジキールを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、チェリーブロッサムオープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（17戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤムテキに9馬身の差をつけて8勝目を獲得した。

5月12日、中8週で迎えた21戦目は、ブルースターオープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（18戦6勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた22戦目は、地方重賞の飛山濃水杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（19戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月3日、中7週で迎えた23戦目は、牝馬限定地方重賞の撫子争覇（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（20戦6勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のベニスビーチをクビ差振り切って優勝

11月21日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（21戦7勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

12月25日、中4週で迎えた25戦目は、シクラメン特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丸野勝虎騎手（22戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のハクサンスプリングを半馬身振り切って10勝目を達成した。

5歳（2024年）

1月12日、中2週で迎えた26戦目は、明けの春オープン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で丸野勝虎騎手（23戦8勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、マラードザレコードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中5週で迎えた27戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、白銀争覇（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

4月25日、中8週で迎えた28戦目は、マーガレット特別（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（24戦8勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のセイヴァリアントに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。