パピタ（2019年生、母パピチャン）

パピタ（2019年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリエイターⅡ（当時6歳）と交配したパピチャンが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道上川郡清水町、生産者はリトルブルーファーム。2022年の中京ペガスターカップ(地方重賞)で2着に入った他、2022年の東海ダービー(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、リトルブルーファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、リトルブルーファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、山本忍によって550万円で落札された。

錦見勇夫厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（2021年）

7月2日、デビュー戦は浅野皓大騎手を鞍上に据えて、2歳（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。馬体重は499kg。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったドラゴンズアイに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浅野皓大騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浅野皓大騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のモズレッドカードに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒盃（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で浅野皓大騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で浅野皓大騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

9月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第1戦（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で浅野皓大騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

9月30日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、丹羽克輝騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のオンザバゲットに4馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のセレクトゴールド第3戦（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた9戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第4戦（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ゴールドスノーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月16日、中1週で迎えた10戦目は、2歳戦のセレクトゴールド第5戦（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、レイジーウォリアーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、2歳地方重賞のゴールドウィング賞（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月8日、連闘で迎えた12戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアップメイジェイに2馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

12月20日、中1週で迎えた13戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は丹羽克輝騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のタニノタビトをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

3歳（2022年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦の若獅子盃（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹羽克輝騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹羽克輝騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた16戦目は、南陽大橋賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹羽克輝騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスターインパクトに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

3月8日、連闘で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の中京ペガスターカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹羽克輝騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、プライムデュークに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月20日、中5週で迎えた18戦目は、春風特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で丹羽克輝騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って5着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた19戦目は、3歳地方重賞の駿蹄賞（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で丹羽克輝騎手（10戦3勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、麦笛特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で丹羽克輝騎手（11戦3勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったナムラアイアイサーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

6月7日、中1週で迎えた21戦目は、3歳地方重賞の東海ダービー（名古屋ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で丹羽克輝騎手（12戦3勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月7日、中3週で迎えた22戦目は、ゆり特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丹羽克輝騎手（13戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた23戦目は、3歳オープンのけやき杯（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丹羽克輝騎手（14戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた24戦目は、ダリア特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丹羽克輝騎手（15戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月27日、中1週で迎えた25戦目は、3歳地方重賞の秋の鞍オープン（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で丹羽克輝騎手（16戦3勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた26戦目は、しずおか菊花特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丹羽克輝騎手（17戦3勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた27戦目は、豊田特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丹羽克輝騎手（18戦3勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（2023年）

3月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた28戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で丹羽克輝騎手（19戦3勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月29日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた29戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で丹羽克輝騎手（20戦3勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた30戦目は、阿寺の七滝特別（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で丹羽克輝騎手（21戦3勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で丹羽克輝騎手（22戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で丹羽克輝騎手（23戦3勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

デビュー前

錦見勇夫厩舎（愛知）へ入厩。

6月16日、中5週で迎えた33戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は21戦連続で丹羽克輝騎手（24戦3勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は22戦連続で丹羽克輝騎手（25戦3勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のドレミフォンに9馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月26日、中3週で迎えた35戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は23戦連続で丹羽克輝騎手（26戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったキタノトゥイストに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月23日、中3週で迎えた36戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は24戦連続で丹羽克輝騎手（27戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は25戦連続で丹羽克輝騎手（28戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた38戦目は、うろこ雲特別（名古屋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は26戦連続で丹羽克輝騎手（29戦4勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

10月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は27戦連続で丹羽克輝騎手（30戦4勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のブロードアクトをハナ差振り切って7勝目を挙げた。