マルカフルート（1999年生、母カガミセンカ）

マルカフルート（1999年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時7歳）と交配したカガミセンカが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

11月25日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた2戦目は、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた4戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたトーセンフェアー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月9日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月29日、中2週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るビーポジティブを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月16日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般B5-8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

4歳（2003年）

2月17日、中8週で迎えた9戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般B6-9（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。