ヴァイオレットベガ（2019年生、母ニッセイグリーン）

ヴァイオレットベガ（2019年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「スミレ+星名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時16歳）と交配したニッセイグリーンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は日西牧場。主な勝ち鞍は2023年の福井健人お誕生日特別(一般C3-10)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

4月24日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

5月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

10月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

11月20日、中5週で馬体重を前走から34kg絞って迎えた5戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた6戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 17（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた7戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3 16（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

4歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミニストロペスカにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

1月18日、中1週で迎えた9戦目は、福井健人お誕生日特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のポケットリングに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-7（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ガイフウカイセイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月7日、連闘で迎えた11戦目は、一般C3-6（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた12戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、通りすがりの社長特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

6月4日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、チックウィード賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、C1（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、区界高原賞（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

8月1日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

8月22日、中2週で迎えた18戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ヘネラリーフェに交わされて2馬身差の2着となった。

9月11日、中2週で迎えた19戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、ブルートパーズ賞（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

デビュー前

橘友和厩舎（岩手）へ入厩。

9月19日、デビュー戦は小林凌騎手を鞍上に据えて、セプテンバーカップ（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は479kg。11頭立ての7番ゲートからスタート。競走除外となった。

10月3日、中2週で迎えた20戦目は、一般B2（盛岡芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は岩本怜騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた21戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、レジェンド的場文男騎手デビュー50周年記念（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、孫達へ贈るハイセは頑張った賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は大坪慎騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。