エバーシャン（2009年生、母ワイエスロック）

エバーシャン（2009年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「常に＋美しい（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時11歳）と交配したワイエスロックが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は由利徳之。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方25戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の千秋楽特別(一般B3三)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

12月11日、デビュー戦は小野寺祐太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は438kg。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

3歳（2012年）

2月12日、中8週で迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月4日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテイエムコウノトリを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたエゾムサシ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、末広特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ドリームコルツに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月5日、中4週で迎えた11戦目は、春告鳥特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた12戦目は、千秋楽特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のベルモントピースをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、ハンデ戦の春光特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したネオハーバーを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、ハンデ戦の菊月特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

10月9日、中3週で迎えた15戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、古都特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5歳（2014年）

4月11日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた17戦目は、昭和の日特別（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月29日、中3週で迎えた18戦目は、雁坂特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

6月23日、中3週で迎えた19戦目は、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

12月1日、約5か月半の休養明けで迎えた20戦目は、一般B3二（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた21戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、トナカイ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

6歳（2015年）

1月15日、中3週で迎えた22戦目は、一般C1（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は庄司大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で庄司大輔騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月10日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定戦のツグミ賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で庄司大輔騎手（5戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた26戦目は、桜草特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で庄司大輔騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定戦のチドリ賞（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で庄司大輔騎手（7戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定戦のカルガモ賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で庄司大輔騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月19日、中5週で迎えた29戦目は、牝馬限定戦のコアジサシ賞（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で庄司大輔騎手（9戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のウミネコ賞（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で庄司大輔騎手（10戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

8月4日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定戦のカワセミ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で庄司大輔騎手（11戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で庄司大輔騎手（12戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月9日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた33戦目は、牝馬限定戦のゴイサギ賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で庄司大輔騎手（13戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月13日、中4週で迎えた34戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のダイゼン賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。