ニルス（2011年生、母ハニーハント）

ニルス（2011年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時8歳）と交配したハニーハントが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方28戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の3歳C1二。

経歴

デビュー前

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

11月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。

3歳（2014年）

1月6日、中4週で迎えた2戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月31日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るウソブキアリクを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳C1三（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったムーンドロップに詰め切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた5戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（水沢ダート1400m 小雨/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のヒシニースを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のサフィニアレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C1一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳B2三（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

8月2日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦のヤマセあきんど祭りレース（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

8月24日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月31日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2八九（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた13戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のイトシイコイビトを3/4馬身振り切って制した。

9月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

9月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（10戦2勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた20戦目は、IAT岩手朝日テレビ賞（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。

11月9日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で南郷家全騎手（12戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月16日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は13戦連続で南郷家全騎手（13戦2勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

11月22日、連闘で迎えた23戦目は、柳沢の湧水レース（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で南郷家全騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

11月30日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で南郷家全騎手（15戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は16戦連続で南郷家全騎手（16戦2勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

12月14日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2十（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は17戦連続で南郷家全騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月21日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で南郷家全騎手（18戦2勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

12月29日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、ハナウタに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2015年）

1月3日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（7戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツリダデンカを交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月11日、連闘で迎えた30戦目は、全日本農はだてのつどいレース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。