ローゼライト（2018年生、母エンブレイス）

ローゼライト（2018年3月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「宝石の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時8歳）と交配したエンブレイスが15歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。2023年の新潟牝馬ステークス(オープン牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

10月11日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

12月27日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

4月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、古川奈穂騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に敗れた。

4月25日、連闘で迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のフォクシーレディに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月10日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスのマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの都井岬特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

10月23日、中8週で迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンタグラシアに1馬身1/4の差をつけて2勝目をつかんだ。

11月21日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

4歳（2022年）

1月23日、中5週で迎えた15戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの西尾特別（中京芝2000m 小雨/良）に出走。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

2月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

7月16日、約5か月半の休養明けで迎えた17戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのかもめ島特別（函館芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月24日、連闘で迎えた18戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのHTB賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの藻岩山特別（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

9月4日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの釧路湿原特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤新騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダイムをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月13日、中9週で迎えた21戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの逆瀬川ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5歳（2023年）

2月12日、中9週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月23日、中9週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのセンテニアル・パークステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた25戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上3勝クラスのシドニートロフィー（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサンタグラシアをクビ差振り切って4勝目を奪取した。

7月16日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は斎藤新騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定G3のクイーンステークス（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月22日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月12日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

6歳（2024年）

1月13日、中8週で迎えた30戦目は、牝馬限定のハンデG3の愛知杯（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

2024年1月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。