ダイナミックマーチ（1993年生、母プリンセスアーニャ）

ダイナミックマーチ（1993年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時5歳）と交配したプリンセスアーニャが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1996年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

11月25日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

3歳（1996年）

1月6日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウギガンテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、勝ったキャッシュラボーラにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月10日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた5戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯殿山特別（新潟芝1200m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

12月22日、中3週で迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したヒガシロマンにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（1997年）

1月18日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

3月2日、中2週で迎えた10戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、3着に入った。

3月16日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月22日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず11着に敗れた。