フサイチシデン（1999年生、母ロイヤルコスマー）

フサイチシデン（1999年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時6歳）と交配したロイヤルコスマーが18歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方2戦1勝。主な勝ち鞍は2002年のツインドリーム特別。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

9月30日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3歳（2002年）

1月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、5着に入り込んだ。

1月17日、中0週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインドリーム特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカヤドーケンヒメに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月26日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた8戦目は、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は徳吉孝士騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月25日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた10戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月2日、中9週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた13戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。