ベニハヤブサ（1985年生、母ヤマニテスコ）

Beni Hayabusa

1985.04.09

ベニハヤブサ（1985年4月9日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のイエローゴツド（当時18歳）と交配したヤマニテスコが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

荻野光男厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

5月21日、デビュー戦は田島良保騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は520kg。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

6月4日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田島良保騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、グリーンスミレに半馬身交わされて2着となった。

7月2日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田島良保騎手（3戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るワンダートップガイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上400万下のまりも特別（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた6戦目は、岡潤一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたアイディンガバナー決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

9月11日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は田島良保騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田島良保騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウアサカゼを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡潤一郎騎手（2戦1勝）。17頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（京都芝1400m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡潤一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったインターシュートにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月3日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’88ゴールデン スパー トロフィー（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

12月24日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、4歳以上900万下の夙川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岡潤一郎騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。競走中止となった。