アイルビーザワン（2018年生、母シャルマンレーヌ）

アイルビーザワン（2018年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「私がそれになる。父名より連想。父の後継となるような活躍を願って」。毛色は栗毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時9歳）と交配したシャルマンレーヌが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2021年のツインベスト特別。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

9月19日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた2戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、4着に入った。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（2021年）

2月21日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

3月7日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に敗れた。

4月3日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

5月13日、中5週で迎えた7戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘーベーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に終わった。

12月4日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では生来の敢闘精神でどうにかこうにかゴールまで走り切り、4着を確保した。

12月28日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4歳（2022年）

2月13日、中6週で迎えた11戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

2月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4月17日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサウンドブライアンに2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

7月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

10月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2023年）

3月26日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで先頭に立ち、最後は2着のイズンシーラブリーを半馬身振り切って3勝目をつかんだ。

4月8日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は永野猛蔵騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

6月18日、中9週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。