セブンエナジー（2007年生、母ルスナイオブトップ）

セブンエナジー（2007年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「７つの活動力」。毛色は鹿毛。種牡馬のメイショウオウドウ（当時12歳）と交配したルスナイオブトップが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦7勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年のアルテミス賞(一般C1以下)。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

1月11日、デビュー戦は松田大作騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月7日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

4月11日、中8週で迎えた3戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

5月22日、中5週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた5戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナムラアンカーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B5（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のオウシュウヒットを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドリームプレンティに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の能登海洋深層水特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑野等騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の明千寺キリコ祭り特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシーキングカフェに2馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳A3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた13戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の小松荒俣峡特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディープブラックに5馬身の差をつけて制した。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びで猛進したが、アイラヴキャンディにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月16日、中1週で迎えた15戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、アルテミス賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセイカペガサスを凄まじい末脚で3/4馬身差し切って1着ゴールを果たした。

11月28日、中1週で迎えた16戦目は、加賀長流亭特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、珠洲焼特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカナザワドリームをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

12月21日、連闘で迎えた18戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、白鳥路特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアンドレアシェニエに2馬身半の差をつけて7勝目をつかんだ。

4歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた19戦目は、加賀友禅流し特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、復興支援がんばれ福島県特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた21戦目は、東日本大震災復興支援復興を応援します大槌（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は米倉知騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた22戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、復興を応援しますいわき市（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。