モンテエクリプス（2009年生、母ケイウーマン）

モンテエクリプス（2009年3月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋名馬エクリプスより」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時7歳）と交配したケイウーマンが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地27戦0勝2着2回、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

9月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り雨/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（2012年）

1月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月4日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、コスモアウリンコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月18日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて16番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

9月15日、中3週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の甲武特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

11月3日、中6週で迎えた9戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2013年）

5月9日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカノヤベッピンサンに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月22日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

7月4日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったトシノシーロにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2014年）

6月6日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラッキーライヴに1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったホッコーアタックに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファインリーグラスをアタマ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

9月7日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた16戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた17戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた19戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の霊山特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

12月7日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

12月27日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。17頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

6歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた22戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。17頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

2月22日、中3週で迎えた23戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた24戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

5月3日、中4週で迎えた26戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したタカノハーバーを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月24日、中2週で迎えた27戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の荒川峡特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた28戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月5日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた29戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

8月29日、中7週で迎えた30戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の2015ワールドオールスタージョッキーズ第1戦（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

7歳（2016年）

1月30日、約5か月の休養明けで迎えた31戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に終わった。

3月6日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、4歳以上500万下の唐戸特別（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた33戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

7月18日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた34戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、マリンスノー賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

8月14日、中3週で迎えた35戦目は、ユリカモメ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた36戦目は、ヤマセミ賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた37戦目は、白露賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた38戦目は、霜降賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた39戦目は、ハーベストカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺博文騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月3日、中3週で迎えた40戦目は、3歳以上B5（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺博文騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

12月13日、中0週で迎えた41戦目は、3歳以上B4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺博文騎手（7戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた42戦目は、迎春賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で渡辺博文騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。