オースミサンデー（1994年生、母ロジータ）

オースミサンデー（1994年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時8歳）と交配したロジータが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）高瀬牧場。戦績は、中央平地5戦2勝2着1回。1997年の弥生賞(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中耕太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

12月1日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は504kg。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では別次元の末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のテイエムトッキューに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1997年）

1月25日、中4週で迎えた3戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のカネトシダイアンに3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月2日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったランニングゲイルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

4月13日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。競走中止となった。