ランニングゲイル（1994年生、母ミルダンス）

ランニングゲイル（1994年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は青鹿毛。種牡馬のランニングフリー（当時11歳）と交配したミルダンスが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地24戦4勝2着3回、地方8戦0勝。1997年の弥生賞(G2)に勝利した他、1996年の朝日杯3歳ステークス(G1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

8月11日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月14日、中2週で迎えた3戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

9月21日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダブルストームに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるアサカホマレを差し切れず、4馬身差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のドロテアスに1馬身1/4の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月8日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入った。

3歳（1997年）

1月19日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったエリモダンディーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中5週で迎えた10戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のオースミサンデーに3馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手中に収めた。

4月13日、中5週で迎えた11戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦3勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で武豊騎手（7戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた13戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で武豊騎手（8戦3勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（1998年）

4月5日、約10か月半の休み明けで迎えた14戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、G2の産経大阪杯（阪神芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのオーストラリアトロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月6日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（10戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したアンブラスモアを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（11戦3勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

9月6日、中7週で迎えた18戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの道新杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のホーセンホーライに1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

10月11日、中4週で迎えた19戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた20戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

12月13日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた22戦目は、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

5歳（1999年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6歳（2000年）

5月7日、約16か月半の休み明けで迎えた24戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

7歳（2001年）

1月4日、約8か月の休み明けで迎えた25戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。13着に敗れた。

2月16日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのきさらぎオープン（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で早田秀治騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で早田秀治騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3月27日、中3週で迎えた28戦目は、地方重賞のフロンティアスプリント盃（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で早田秀治騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

12月10日、約8か月半の休み明けで迎えた29戦目は、’01かちどき賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で早田秀治騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

8歳（2002年）

1月2日、中2週で迎えた30戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の報知グランプリカップ（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ地方重賞の新世紀盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた32戦目は、地方重賞の東京シティ盃（大井ダート1390m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。