ドロテアス（1994年生、母シャダイクイン）

ドロテアス（1994年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時5歳）と交配したシャダイクインが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）習志野牧場。戦績は、中央平地43戦2勝2着8回。1997年のシンザン記念(G3)で3着に入った他、1996年の京都3歳ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月7日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、マイネルギャラントに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月14日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のチアズファイターに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のきんもくせい特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。6頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したランニングゲイルを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた6戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のつわぶき賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず3着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したスルーオグリーンを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（1997年）

1月6日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、勝ったエリモダンディーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

1月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

2月23日、連闘で迎えた13戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったサンライズアトラスにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた17戦目は、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（8戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた19戦目は、4歳500万下のホンコン・ジョッキークラブ・トロフィー（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったナリタジュピターに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1998年）

4月11日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた20戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（9戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったストロベリーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（11戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

12月5日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

12月12日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上500万下の揖斐川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5歳（1999年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（12戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

1月30日、中3週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（13戦0勝）。15頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月28日、中3週で迎えた30戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた31戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月4日、連闘で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹之下智昭騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

5月8日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で竹之下智昭騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

6月12日、中4週で迎えた36戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったオースミタイカンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた37戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコマンドスズカを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月11日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上500万下（函館ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上500万下の富良野特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で池添謙一騎手（3戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上500万下（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月11日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上500万下の夕張特別（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた43戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野要騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。