サンライズアトラス（1994年生、母ラブリーサンライズ）

サンライズアトラス（1994年6月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナスルエルアラブ（当時9歳）と交配したラブリーサンライズが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地36戦6勝2着4回。1999年の京成杯オータムハンデキャップ(ハンデG3)に勝利した他、1998年の函館スプリントステークス(G3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田伊佐夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

11月24日、デビュー戦は安田康彦騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセフティオーシャンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のダイナミックキラーを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の若菜賞（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したナイトシーカーを差し切れず、2馬身差の2着となった。

1月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

3月15日、中6週で迎えた5戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月22日、連闘で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドロテアスに2馬身の差をつけて2勝目を収める

5月11日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、5着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞4歳ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は安田康彦騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったミナミノコイサンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月5日、中9週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は安田康彦騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のロードアヘッドをハナ差振り切って制した。

11月8日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（6戦2勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月13日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（7戦2勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

4歳（1998年）

1月11日、中3週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

1月31日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上1600万下の白嶺ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

2月21日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（9戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のビートパッションに1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（10戦3勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月6日、中3週で迎えた19戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田康彦騎手（11戦3勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦でオープンのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で安田康彦騎手（12戦3勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のチアズサイレンスをハナ差振り切って5勝目を手に入れた。

7月19日、中2週で迎えた21戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田康彦騎手（13戦4勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

10月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で安田康彦騎手（14戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（1999年）

7月17日、約9か月半の休み明けで迎えた23戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で安田康彦騎手（15戦4勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた24戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、新潟日報賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（16戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したロードアヘッドを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月12日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデG3の京成杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（17戦4勝）。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のドラゴンライトをハナ差振り切って重賞ウィナーの称号を手にした。

6歳（2000年）

4月2日、約7か月の休み明けで迎えた27戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた28戦目は、G2のマイラーズカップ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（18戦5勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず18着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた29戦目は、都大路ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（19戦5勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた30戦目は、テレビ愛知オープン（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（20戦5勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

9月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた32戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた33戦目は、福島民友カップ（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

11月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚を伸ばせず17着に終わった。

7歳（2001年）

9月9日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、G3のセントウルステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた36戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。