マイネルギャラント（1994年生、母ミヤギミノル）

マイネルギャラント（1994年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時14歳）と交配したミヤギミノルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田上徹。戦績は、中央平地14戦2勝2着3回、地方7戦0勝。1997年の葵ステークス(オープン)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

9月7日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は428kg。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線に入ると、前で粘るドロテアスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中5週で迎えた2戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のプロスパーバイオに2馬身半の差をつけて2勝目を掴み取った。

3歳（1997年）

3月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦2勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に敗れた。

5月11日、中5週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた5戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で田原成貴騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、4着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したマザーメリーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月6日、中3週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゲイリーフラッシュにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の駒ケ岳特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4歳（1998年）

4月12日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の播磨特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月14日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた11戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したオーバーウェルシーを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

12月26日、中2週で迎えた14戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

6歳（2000年）

12月18日、約24か月の休み明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた15戦目は、久保田政弘騎手を鞍上に迎えて、けやき特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7歳（2001年）

1月5日、中2週で迎えた16戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、寒梅特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

1月14日、連闘で迎えた17戦目は、福原好隆騎手を鞍上に迎えて、一般A B1（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた18戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福原好隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた19戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月2日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般E（高知ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた21戦目は、一般E（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。