オーバーウェルシー（1995年生、母マチカネラツポーエ）

オーバーウェルシー（1995年3月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のワカオライデン（当時14歳）と交配したマチカネラツポーエが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松田富士夫。戦績は、中央平地6戦1勝、地方32戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1998年の恵那特別(500万下)。

経歴

デビュー前

谷口常信厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1997年）

6月26日、デビュー戦は佐々木国明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

7月23日、中3週で迎えた2戦目は、柳沢好美騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヤナギダーリングに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（旭川ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のサマニジョージに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月31日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（2戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木国明騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月2日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柳沢好美騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月16日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のスペシャルブライトに半馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月29日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（岩見沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた9戦目は、2歳戦のウィナーズチャレンジ（岩見沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。9着に終わった。

3歳（1998年）

4月12日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のローダンセ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた11戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

6月24日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のガーベラ特別（大井ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月22日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の日日草特別（大井ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

7月31日、連闘で迎えた14戦目は、森勇騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、熊野勲男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のカンナ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

10月7日、中5週で迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1400m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒメイトに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月18日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

11月13日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、立冬特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったイラスティックから2馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のマイネルギャラントに1馬身1/4の差をつけて優勝

12月19日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（1999年）

1月8日、中2週で迎えた21戦目は、名古屋チャレンジカップジュノA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月12日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、名古屋チャレンジカップネプチューン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月29日、中6週で迎えた23戦目は、露草特別（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた24戦目は、天の川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月3日、約5か月の休み明けで迎えた25戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、一般B3三（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた26戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般B3四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。13着に敗れた。

5歳（2000年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、末広特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月11日、中3週で迎えた28戦目は、駿馬特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた29戦目は、前野幸一騎手を鞍上に迎えて、麗春特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラカンムリから1馬身半差の2着となった。

3月30日、中1週で迎えた30戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月27日、中3週で迎えた31戦目は、野崎武司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の水晶特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた32戦目は、ハンデ戦の夏木立特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。5着を確保した。

5月29日、中1週で迎えた33戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、一般B3（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた34戦目は、濃緑特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月6日、中3週で迎えた35戦目は、夏月特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。最後は、勝ったオリンピアボーイからクビ差の2着となった。

6歳（2001年）

1月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から17kg増やして迎えた36戦目は、紅梅賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた37戦目は、梅まつり特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は野崎武司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

3月23日、中5週で迎えた38戦目は、神流湖特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎武司騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケルティックスターに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。