クラウンアルテミス（2010年生、母ドリームスケイプ）

クラウンアルテミス（2010年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋狩りの女神（ギリシャ神話）。弓矢を持つため、馬主名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時10歳）と交配したドリームスケイプが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地7戦0勝、地方14戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、矢野悦三によって945万円で落札された。

矢野英一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

1月13日、デビュー戦はD.マクドノー騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.マクドノー騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月6日、中8週で迎えた3戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月4日、中3週で迎えた4戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

6月29日、中7週で迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

9月26日、中6週で迎えた8戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、日高山脈賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた9戦目は、藤袴特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた10戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノーブルシャトルを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月25日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4歳（2014年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2九十十一（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた13戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

5月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、やまぼうし特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松井伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエールビスティーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、あじさい特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C32 C41（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

8月20日、中7週で迎えた18戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で松井伸也騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、Aiba中標津開設10周年賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた20戦目は、がんばれ!馬産地日高特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤洋一騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したフジノピューマに半馬身届かず2着となった。

9月30日、中1週で迎えた21戦目は、様似町アポイ山荘賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤洋一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。