バリアントバイオ（2006年生、母ハイグレードバイオ）

バリアントバイオ（2006年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勇敢な、剛勇な＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時9歳）と交配したハイグレードバイオが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地38戦2勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月27日、中5週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

3歳（2009年）

1月25日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月22日、中3週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

3月21日、中3週で迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

6月21日、中4週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

7月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

8月22日、中3週で迎えた10戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月1日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサニーベルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月12日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカズサスマートに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月22日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクプレストを差し切れず、2馬身差の2着となった。

12月12日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2010年）

2月7日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた16戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく13着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた18戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシルクエンデバーをアタマ差振り切って3勝目を掴み取った。

4月18日、中3週で迎えた19戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月16日、中3週で迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月5日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

7月3日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた24戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート2400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

10月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

10月9日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月30日、中2週で迎えた27戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 雨/重）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2011年）

3月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下の久留米特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

4月16日、中1週で迎えた30戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月18日、中8週で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は赤木高太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、5着を確保した。

8月27日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月9日、連闘で迎えた36戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のニシノオウガイをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

12月17日、中9週で迎えた37戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の豊明特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

6歳（2012年）

1月14日、中3週で迎えた38戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

4月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1700m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。