マカゼ（2020年生、母ユリカチャン）

経歴

デビュー前

1歳のとき、パカパカファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、神奈川県馬主協会鈴木基容によって440万円で落札された。

2歳（2022年）

5月20日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は459kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシナノブロードに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた2戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のホタル特別（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のショコラクイーンをクビ差振り切って2勝目をゲットした。

10月10日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びを見せたが、キャッツライズに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月8日、中3週で迎えた4戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサーフズアップに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月31日、中7週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（2023年）

2月15日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

11月24日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、神楽月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

12月12日、中2週で迎えた8戦目は、風花特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。