サーフズアップ（2020年生、母ハッピーウェーブ）

サーフズアップ（2020年5月2日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したハッピーウェーブが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。2023年の桜花賞(牝Jpn3)で2着に入った他、2023年の東京プリンセス賞(牝S1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山下貴之厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2022年）

6月23日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したハーモニーロワにハナ差届かず2着に甘んじた。

7月23日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで突き抜け、最後は2着のワガママナビジンに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月24日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサンストーン特別（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したハセノゴールドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳S2のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマカゼに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月31日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

3歳（2023年）

2月15日、中6週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアトカラツイテクルを鮮烈な末脚でアタマ差だけ差し切って2勝目を掴み取った。

3月22日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、メイドイットマムに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月11日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（6戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のボヌールバローズに1馬身1/4の差をつけて優勝

6月14日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で御神本訓史騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

10月8日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、笠野雄大騎手を鞍上に迎えて、金沢スプリントカップ（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の楠賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

12月30日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

4歳（2024年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定オープンの若草賞土古記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は笠野雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったグレースルビーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月18日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定オープンのしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦3勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。