ピサノダヴィンチ（2004年生、母ピサノガレー）

ピサノダヴィンチ（2004年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時10歳）と交配したピサノガレーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

3月3日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月31日、中3週で迎えた2戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のマイネルハヤトに3馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月29日、中3週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月3日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月11日、連闘で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、逃げるトゥルーノースを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2008年）

6月8日、約7か月の休み明けで迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

8月15日、中9週で迎えた7戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、港区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月29日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。