ヒミノスワロー（1984年生、母グリンフラワー）

ヒミノスワロー（1984年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のキタノトウザイ（当時8歳）と交配したグリンフラワーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）岩見牧場。戦績は、中央平地5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

8月2日、デビュー戦は岩戸孝樹騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は422kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた2戦目は、川端義雄騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1100m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったロータリーザハレーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月14日、中4週で迎えた3戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のグリーンロイヤルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中京ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた5戦目は、アラ系3歳300万下（中京ダート1600m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。