マイネルダイナモ（2004年生、母エナジートウショウ）

マイネルダイナモ（2004年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋発電機、精力的な人」。毛色は鹿毛。種牡馬のマリエンバード（当時7歳）と交配したエナジートウショウが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地19戦3勝。2007年のみなみ北海道ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、金成吉田牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ビッグレッドファームによって1,732.5万円で落札された。

ラフィアンターフマンクラブにて総額2,700万円（27万×100口）で一口馬主が募集された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

8月27日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は498kg。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のテイエムアタックに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月23日、中7週で迎えた5戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

3歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

2月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6月24日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトップディアマンテを半馬身振り切って久方ぶりの実戦をモノにした。

7月8日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルファーマを上がり1位の末脚で半馬身差し切って3勝目を収める

8月4日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンのみなみ北海道ステークス（函館芝2600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（4戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月16日、中5週で迎えた12戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（5戦3勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

4歳（2008年）

2月3日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

4月12日、中9週で迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた15戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のメルボルントロフィー（京都芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月18日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の烏丸ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。17頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

6月22日、中4週で迎えた17戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北海ハンデキャップ（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の松前特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は長谷川浩大騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。