ピアプリマドンナ（1989年生、母Refinish）

Pia Prima Donna

1989.03.20

ピアプリマドンナ（1989年3月20日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のNijinsky（当時22歳）と交配したRefinishが13歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝。主な勝ち鞍は1991年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

11月2日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた2戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニホンピロナーリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月22日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

3歳（1992年）

2月9日、中6週で迎えた4戦目は、4歳500万下のカトレア賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3月29日、中6週で迎えた5戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝2000m 小雨/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

4歳（1993年）

7月24日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下の三面川特別（新潟芝2200m 外回り 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は土谷智紀騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。