エクセルシード（2010年生、母オンワードテティス）

エクセルシード（2010年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋種」。毛色は栗毛。種牡馬のアルデバランⅡ（当時12歳）と交配したオンワードテティスが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（株）オンワード牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方38戦6勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オンワード牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって252万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、谷川正純によって294万円で落札された。

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月30日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月30日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

3歳（2013年）

1月26日、中5週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3月19日、中6週で迎えた6戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインメイト特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月7日、中6週で迎えた7戦目は、3歳戦のナイスステッキ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

6月16日、中5週で迎えた8戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 小雨/不良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

9月8日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた11戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツリダジュピタを鮮やかな末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

10月27日、連闘で迎えた16戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモマリースターに6馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

11月11日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のドリームガイアに1馬身1/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

12月2日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月5日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

4月16日、約3か月半の休み明けで迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた23戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るシンコープリンセスを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

5月23日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C16（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサプライズダイヤを自慢の末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

6月27日、中2週で迎えた26戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、はまゆう特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた27戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた28戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた29戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた30戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた31戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた32戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C9（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた34戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（4戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモアメシストに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

5歳（2015年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた35戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた36戦目は、スカパー!南関東地方競馬チャンネル賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた37戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた38戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた39戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七八（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた40戦目は、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた41戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた42戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、風神賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた43戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

7月24日、連闘で迎えた44戦目は、IT室養老の会佐藤さん!ありがとう記念（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で須藤優騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた45戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の一般C2（浦和ダート800m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。