ファンタスティックライト（1996年生、母Jood）

ファンタスティックライト（1996年2月13日）は、アメリカ合衆国で生まれた競走馬、種牡馬。2001年にエクリプス賞最優秀芝牡馬、カルティエ賞年度代表馬及び最優秀古馬を受賞した。毛色は鹿毛。種牡馬のRahy（当時11歳）と交配したJoodが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外24戦12勝。2001年のブリーダーズカップ・ターフ(米・G1)に勝利した他、2001年のアイリッシュチャンピオンステークス(愛・G1)を制するなど、G1級競走6勝を含む重賞9勝を挙げた。

経歴

2歳（1998年）

8月2日、5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のSicneeに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のAesopsに3/4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月11日、R.コクレーン騎手を鞍上に迎えて、3頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

3歳（1999年）

4月24日、D.ホランド騎手を鞍上に迎えて、重賞競走への出走は初となった。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のDehoushを短アタマ差制して重賞初挑戦初制覇を果たした。

5月8日、鞍上は2戦連続でD.ホランド騎手（1戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月15日、G.スティーヴンス騎手を鞍上に迎えて、G2のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったLear Spearからアタマ差の2着となった。

7月3日、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続でG.スティーヴンス騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月17日、鞍上は3戦連続でG.スティーヴンス騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のBienamadoに1馬身1/4の差をつけて同レース4勝目を挙げた。

9月19日、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、アークトライアル（イギリス・ニューベリー芝2217m）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のハイライズに3/4馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月3日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2000年）

3月25日、G3のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバ芝2400m）に出走。鞍上はK.ファロン騎手（1戦1勝）。16頭立ての大外16番ゲートからスタート。最後は、2着のカイタノに3馬身の差をつけて3つ目の重賞タイトルを掴み取った。

6月9日、G1のコロネーションカップ（イギリス・エプソム芝2420m）に出走。4頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったDaliapourから3/4馬身差の2着と苦杯を喫した。

7月8日、G1のコーラルエクリプスステークス（イギリス・サンダウン芝2002m）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月29日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったモンジューから1馬身3/4差の2着となった。

9月9日、J.ベイリー騎手を鞍上に迎えて、G1のマンノウォーステークス（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2213m）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエラアシーナに1馬身の差をつけて念願のG1初制覇を果たした。

10月7日、L.デットーリ騎手を鞍上に迎えて、12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月4日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・チャーチルダウンズ芝2414m）に出走。鞍上は2戦連続でL.デットーリ騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月26日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でL.デットーリ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月17日、G1の香港カップ（香港・シャティン芝2000m）に出走。鞍上は4戦連続でL.デットーリ騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のGreek Danceに1馬身3/4の差をつけて2つ目のG1タイトルを奪取した。

5歳（2001年）

3月24日、G2のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・ナド・アル・シバ芝2400m）に出走。鞍上は5戦連続でL.デットーリ騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったステイゴールドからハナ差の2着に甘んじた。

5月27日、G1のタタソールズゴールドカップ（アイルランド・カラ芝2112m）に出走。鞍上は6戦連続でL.デットーリ騎手（5戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンスネイクをクビ差制して3つ目のG1タイトルを手に入れた。

6月20日、G1のプリンスオブウェールズステークス（イギリス・アスコット芝2004m）に出走。鞍上は7戦連続でL.デットーリ騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のKalanisiに2馬身半の差をつけてG1・4勝目を挙げた。

7月28日、G1のキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス（イギリス・アスコット芝2406m）に出走。鞍上は8戦連続でL.デットーリ騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったGalileoから2馬身差の2着に敗北した。

9月8日、G1のアイリッシュチャンピオンステークス（アイルランド・レパーズタウン芝2012m）に出走。鞍上は9戦連続でL.デットーリ騎手（8戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のGalileoをアタマ差制して5つ目のG1タイトルを獲得した。

10月27日、G1のブリーダーズカップ・ターフ（アメリカ合衆国・ベルモントパーク芝2414m）に出走。鞍上は10戦連続でL.デットーリ騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のMilanに3/4馬身の差をつけて6つ目のG1タイトルを奪取した。