エーシンバサラ（2008年生、母Annacious）

エーシンバサラ（2008年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神名（十二神将の一神）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のSilver Train（当時6歳）と交配したAnnaciousが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、地方6戦2勝2着2回。2014年の東海クラウン(一般A1 B以上)に勝利した他、2014年の尾張名古屋杯(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

2月13日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は552kg。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のサトノモンスターに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

4月9日、中5週で迎えた3戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 曇/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての13番人気で大外17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びあぐねて17着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島良太騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に終わった。

4歳（2012年）

1月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったアヴェカムールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

3月24日、中2週で迎えた10戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったビレッジペガサスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不撓の精神でジリジリと辛抱強く粘り込んで、最後は2着のメモリーパーミットに1馬身1/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月8日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月1日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

5歳（2013年）

1月5日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

1月20日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた17戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた18戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月5日、中9週で迎えた19戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた20戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

6歳（2014年）

1月2日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の新春盃オープン（名古屋ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、約3か月の休養明けで迎えた23戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るビューティサンを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月18日、中1週で迎えた24戦目は、ダイヤモンドオープン（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ノゾミカイソクにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月6日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ地方重賞の尾張名古屋杯（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したゴールドピューマを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月30日、中2週で迎えた26戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のドリームマジシャンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月26日、中3週で迎えた27戦目は、磯ノ木特別（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。