ウインスラッシュ（2004年生、母フラワーケープ）

ウインスラッシュ（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋切り裂く」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時6歳）と交配したフラワーケープが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、ティーエムインターナショナルによって2,058万円で落札された。

ウインレーシングクラブにて総額3,400万円（8.5万×400口）で一口馬主が募集された。

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月19日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に敗れた。

3歳（2007年）

4月15日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月17日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアグネスソリッドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月26日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコウヨウウェーブを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中1週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャドウパルマンを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（2008年）

1月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた9戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた11戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

9月28日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、4着に入った。

10月26日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。