モエレカールソン（2003年生、母シルキーピュア）

モエレカールソン（2003年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したシルキーピュアが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、地方39戦6勝2着8回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

当歳のとき、前川達哉から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大宮牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

伊藤強一厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

9月22日、デビュー戦は浜口楠彦騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（11）（笠松ダート800m 雨/良）に出走。馬体重は451kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた3戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブライトパステルをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（4）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた6戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の未勝利馬リバイバル（6）（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2006年）

2月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、細川勉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マキノスマイルにクビ差交わされて2着となった。

3月6日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で細川勉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

4月25日、中6週で迎えた9戦目は、橋本直哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアイシーオペラに2馬身半の差をつけて優勝

6月21日、中7週で迎えた10戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキングアウゲンを豪脚でハナ差だけ差し切って3勝目を掴み取った。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた12戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月10日、中7週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（4戦2勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、プレシャスルドリーにアタマ差交わされて2着となった。

11月20日、中5週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオオタクンに1馬身の差をつけて制した。

12月18日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1七八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月15日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2一二（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（7戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

2月12日、中3週で迎えた17戦目は、黒山三滝特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で橋本直哉騎手（8戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

3月19日、中4週で迎えた18戦目は、北上川特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で橋本直哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月23日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、トワイライトオープニング賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で橋本直哉騎手（10戦3勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

5月28日、中4週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた20戦目は、一般C1七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で橋本直哉騎手（11戦3勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。

9月10日、約3か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般C2二（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で橋本直哉騎手（12戦3勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で橋本直哉騎手（13戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた23戦目は、金木犀特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で橋本直哉騎手（14戦3勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月2日、中1週で迎えた24戦目は、ファイナルナイト特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で橋本直哉騎手（15戦3勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トガミコウテイに3/4馬身交わされて2着となった。

11月22日、中2週で迎えた25戦目は、平山真希騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬杯（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ダイコウシリウスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

12月24日、中4週で迎えた26戦目は、一般C1四（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（16戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5歳（2008年）

1月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2六（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（17戦3勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ギブリーに半馬身交わされて2着となった。

2月11日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四五六（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（18戦3勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ニットウエジョンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

3月18日、中4週で迎えた29戦目は、一般C2二三（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（19戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた30戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエベレストクィーンを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って久しぶりに美酒を浴びた。

5月26日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1五（浦和ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、ハンデ戦のコスモス特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は橋本直哉騎手（20戦3勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

10月13日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた33戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本直哉騎手（21戦3勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた34戦目は、代々木特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で橋本直哉騎手（22戦3勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた35戦目は、柊特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で橋本直哉騎手（23戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた36戦目は、シクラメン特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本直哉騎手（24戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、マキノホープに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6歳（2009年）

1月14日、中2週で迎えた37戦目は、一般C2八（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で橋本直哉騎手（25戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた38戦目は、一般C2八九（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で橋本直哉騎手（26戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、ベルザローグにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月17日、中4週で迎えた39戦目は、一般C2六七（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本直哉騎手（27戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイセイボナンザに5馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。