サハリンミシマ（1985年生、母キリノカツラ）

サハリンミシマ（1985年3月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のピツトカーン（当時14歳）と交配したキリノカツラが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は広川忠久。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、中央障害7戦1勝、地方23戦0勝。主な勝ち鞍は1989年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

藤原敏文厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

11月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く3着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったブロンズターフに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（1988年）

4月9日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

5月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

10月2日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、小迫次男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月23日、中2週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では出色の末脚を発揮し、3着に入った。

10月30日、連闘で迎えた9戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ニッポーリイダーに半馬身交わされて2着となった。

11月12日、中1週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、津曲浩二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り16着に敗れた。

4歳（1989年）

6月3日、約5か月半の休養明けで迎えた13戦目は、星野忍騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月24日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で星野忍騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のコクサイルードに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月8日、中1週で迎えた15戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に56kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月3日、中7週で迎えた16戦目は、障害4歳以上400万下（新潟障害芝2800m 外→内雨/不良）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に56kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた19戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に56kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は津曲浩二騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津曲浩二騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上400万下（中京ダート2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津曲浩二騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず16着に終わった。

5歳（1990年）

9月18日、約9か月の休養明けで迎えた23戦目は、佐川久芳騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた24戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた25戦目は、一般A2（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた26戦目は、野口眞一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた27戦目は、一般A2 B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野口眞一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月31日、中0週で迎えた28戦目は、一般B1（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野口眞一騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6歳（1991年）

1月25日、中3週で迎えた29戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた30戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた31戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた32戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた33戦目は、一般B2（高崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐川久芳騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月17日、約5か月半の休養明けで迎えた34戦目は、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で佐川久芳騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月14日、中3週で迎えた35戦目は、丸山侯彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた36戦目は、市村勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月17日、中2週で迎えた37戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた38戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山侯彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1992年）

1月4日、中1週で迎えた39戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた40戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（10戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた41戦目は、工藤勉騎手を鞍上に迎えて、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた42戦目は、一般B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は佐川久芳騎手（11戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた43戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐川久芳騎手（12戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた44戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐川久芳騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた45戦目は、一般B2 B3（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐川久芳騎手（14戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。