ミスディファレンス（1989年生、母コランデアガール）

ミスディファレンス（1989年3月22日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時13歳）と交配したコランデアガールが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は1993年の是政特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

3月7日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

5月2日、中7週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のシンヨウヒカルをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

5月16日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（東京芝2300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

4歳（1993年）

3月7日、約10か月の休養明けで迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下の姫島特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた5戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マーチンミユキに3/4馬身交わされて2着となった。

4月24日、中1週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、センゴクシルバーに交わされて3馬身差の2着となった。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラストームを上がり1位の末脚で半馬身差し切って制した。

5月29日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の是政特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマリンパシフィックを自慢の末脚で半馬身差し切って3勝目を掴み取った。

6月27日、中3週で迎えた10戦目は、大原ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（7戦3勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で角田晃一騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したラックホーセキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月14日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で角田晃一騎手（9戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の野分特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で角田晃一騎手（10戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5歳（1994年）

2月26日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で角田晃一騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた15戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の周防灘特別（小倉芝2000m 曇/不良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

4月2日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（12戦3勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた17戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（13戦3勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のメゾンブランシュに1馬身の差をつけて4勝目を手に入れた。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦の府中ステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（14戦4勝）。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

6月12日、中2週で迎えた20戦目は、フリーウェイステークス（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（15戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

7月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の関ケ原ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた22戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた23戦目は、ハンデ戦の博多ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。