カチサカズキ（2007年生、母ジェイドフェアリー）

カチサカズキ（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝盃」。毛色は鹿毛。種牡馬のオペラハウス（当時19歳）と交配したジェイドフェアリーが14歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は宮城県、生産者は早坂牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方23戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C3三。

経歴

デビュー前

1歳のとき、早坂牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、早坂牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって157.5万円で落札された。

佐藤正雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

12月6日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3歳（2010年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

3月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

10月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は北野真弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2011年）

1月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた12戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月5日、中4週で迎えた17戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエクセルヴォイージに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松浦政宏騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後はクイックマインドと並んで2着同着となった。

6月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で松浦政宏騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた20戦目は、なでしこ賞（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で松浦政宏騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた21戦目は、兵庫馬事畜産特別（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で松浦政宏騎手（9戦1勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で松浦政宏騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松浦政宏騎手（11戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で松浦政宏騎手（12戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で松浦政宏騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

5歳（2012年）

4月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた26戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた27戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。