ヒカリワールド（2010年生、母ヒカリワーネリー）

ヒカリワールド（2010年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のフィガロ（当時15歳）と交配したヒカリワーネリーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）市川ファーム。戦績は、地方38戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年のスパーキングデビュー。

経歴

デビュー前

池田孝厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2012年）

7月6日、デビュー戦は杉村一樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は476kg。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリコーシルエットをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

10月17日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた3戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

12月18日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2013年）

1月1日、中1週で迎えた5戦目は、3歳戦の初夢特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のジャニュアリーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

7月23日、約5か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦のカーネリアンフラワー賞（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

8月20日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた9戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月14日、中4週で迎えた12戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、ポンデザムールに交わされて1馬身差の2着となった。

12月20日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた14戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、35th ホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、迎春賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のセイントフェアリーに3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

4月17日、中2週で迎えた19戦目は、春眠特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、新緑特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた21戦目は、万葉賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月11日、中2週で迎えた22戦目は、涼風特別（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（4戦1勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた23戦目は、山百合特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（5戦1勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

11月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた24戦目は、彩さい牛賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

12月19日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた25戦目は、36thホワイトクリスマス賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

5歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2三四（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

1月26日、中3週で迎えた27戦目は、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（10戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月6日、中5週で迎えた28戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（5戦0勝）。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4月2日、中3週で迎えた29戦目は、山吹特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月6日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた30戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、あじさい特別（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、向暑特別（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた32戦目は、ラベンダー特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた33戦目は、地方重賞のカンナ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた34戦目は、葉月特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺博文騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた35戦目は、地方重賞の新涼賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月30日、中1週で迎えた36戦目は、もみじ特別（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた37戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺博文騎手（5戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

9月26日、中1週で迎えた38戦目は、芙蓉賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺博文騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。