ビカムアヒーロー（2007年生、母アイノサンライト）

ビカムアヒーロー（2007年2月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ヒーローになれるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時19歳）と交配したアイノサンライトが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方20戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上C2 11。

経歴

デビュー前

谷潔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月6日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

2月27日、中2週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

4月24日、中7週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村将之騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月29日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したライプボスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

8月5日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、一般C3-4（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3-4（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

8月31日、連闘で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメルティーラブを豪脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

9月21日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

9月30日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

11月20日、中6週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた11戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-20（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウアカドウに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月18日、中3週で迎えた12戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

12月25日、連闘で迎えた13戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモエスカリエに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2011年）

1月4日、中0週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のダイワトパーズに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

1月30日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、カシノアベベにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月5日、連闘で迎えた16戦目は、佐賀どこまってんいくスプリント特選（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

4月17日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

5月4日、中1週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた19戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のサマーフィオーレに2馬身半の差をつけて制した。

6月19日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（8戦3勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。