トリッキーカフェ（2017年生、母ピンキーカフェ）

トリッキーカフェ（2017年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「巧妙なさま＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワークフォース（当時10歳）と交配したピンキーカフェが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。主な勝ち鞍は2021年のキモオタ☆シスターズ2周年記念杯(一般C2八)。

経歴

デビュー前

和田勇介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月20日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

11月3日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず14着に終わった。

3歳（2020年）

3月20日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

5月23日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

10月28日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた9戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた10戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で臼井健太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた11戦目は、アストレア賞（川崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で臼井健太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた12戦目は、小杉亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3九（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3七八（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小杉亮騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

4月11日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったベアーズレターに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月25日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた15戦目は、キモオタ☆シスターズ2周年記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部大地騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマートレットに6馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月5日、中0週で迎えた16戦目は、楽天競馬でポイントゲット賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で服部大地騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したカズノコクリュウを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた17戦目は、若葉特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で服部大地騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた18戦目は、湯涌温泉氷室開き賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で服部大地騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部大地騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月8日、中5週で迎えた20戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-9（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた21戦目は、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、タチに交わされて1馬身差の2着となった。