カズノコクリュウ（2017年生、母ハリウッドローズ）

カズノコクリュウ（2017年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黒竜」。毛色は青鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したハリウッドローズが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。主な勝ち鞍は2021年の楽天競馬でポイントゲット賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月14日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

3歳（2020年）

3月28日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた3戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

5月5日、中4週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた4戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、ベルウッドアサヒに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったヒッポカンポスをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

5月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦の株式会社大和組創業90周年記念PART2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月20日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C2十（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず4着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（6戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、勝ったメイショウガロンヌに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

12月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十三（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では非凡な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は青柳正義騎手（7戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2四（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で青柳正義騎手（8戦0勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4歳（2021年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、一般C2四（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で青柳正義騎手（9戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、レイクプランに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で青柳正義騎手（10戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のトーセンストレートに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月18日、中2週で迎えた17戦目は、☆阿部清和☆結婚2ヵ月記念☆（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で青柳正義騎手（11戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、楽天競馬でポイントゲット賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で青柳正義騎手（12戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のトリッキーカフェに1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、蘇原光也記念（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で青柳正義騎手（13戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた20戦目は、手取峡谷杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で青柳正義騎手（14戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったレルシュタープを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた21戦目は、楽天競馬で金沢けいばを楽しもう賞（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で青柳正義騎手（15戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエールジョリーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

6月27日、中1週で迎えた22戦目は、恋路海岸特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で青柳正義騎手（16戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた23戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で青柳正義騎手（17戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた24戦目は、浅野川特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で青柳正義騎手（18戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したダレモカレモにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月15日、中2週で迎えた25戦目は、木本鴻ダイエット成功記念（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で青柳正義騎手（19戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた26戦目は、いずみちゃんかれんちゃんお誕生日記念（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で青柳正義騎手（20戦3勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

10月24日、中5週で迎えた27戦目は、Vtuberザッハ・トルテ生誕記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で青柳正義騎手（21戦3勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

12月12日、中6週で迎えた28戦目は、ネットで買うなら楽天競馬!特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は16戦連続で青柳正義騎手（22戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた29戦目は、ラピスラズリ特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で青柳正義騎手（23戦3勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。競走中止となった。

2021年12月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。