第21回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

ギャラントアローが一団をリードする形、半馬身離れた2番手にニシノシタンが続く

ギャラントアローが先陣を切る恰好となり、僅かなリードで馬群を引っ張っていく。2番手にニシノシタンが続く。そのすぐ後ろ、トーセンオリオンとホウライウォニングが3番手の好位につける。先団後ろのポジションにいるのはエイシンツルギザン、セイウントライ、サクラタイリンら3頭。その1馬身後ろ、フジサイレンスは中団前め。マイネラベンダー、トラストセレビー、ナリタマローラ、シェイクマイハートらは中団後方の位置。ワンダフルデイズは後方4番手で他馬の様子を見ながらの競馬。最後方にゴールデンキャスト、アルタネート、カフェベネチアンらがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、エイシンツルギザンが天授のレースセンスを駆使した巧妙な内容で重賞ウィナーの称号をつかむ

先頭はギャラントアローでリードは2馬身以上。2番手にホウライウォニング、ニシノシタン、セイウントライらが続く。その後ろ、トーセンオリオン、エイシンツルギザン、サクラタイリンらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、依然として先頭で粘り続けるギャラントアロー。そのまま押し切るかに思われたが、好位にいたエイシンツルギザンが豪快な末脚を炸裂させてギャラントアローを交わすと、最後はクビ差先着してトップでゴールを走り抜けた。2着のギャラントアローから1馬身半差の3着には、5番手の位置から力強いフットワークでゴールまで走り切ったサクラタイリンが入った。そこから半馬身遅れた4着には、同じく好位で直線を迎えたトーセンオリオンが入線、さらにクビ差の5着には、後方5番手にいた1番人気のゴールデンキャストが食い込んだ。2番人気のワンダフルデイズは中団後方にいたがいいところなく11着に敗れた。