第51回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

コスモラピュタが集団を牽引、2番手の位置にモズが取り付く

コスモラピュタが逃げる形となり、リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。単独の2番手にモズが続く。そのすぐ後ろ、ニューダイナスティが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはルルーシュ、メイショウナルト、シゲルササグリら3頭。その1馬身後ろ、トウカイトリック、ムスカテール、マイネルマークらは中団前目。アスカクリチャンとエックスマークは中団馬群の真ん中あたりを併走。イケドラゴンとアドマイヤラクティは中団後方の位置取り。その2馬身以上後ろ、コスモロビンは後方5番手に控えて前方各馬の動きを静観。後方5番手でじっくりと折り合い重視で運ぶのはサイモントルナーレとデスペラード。最後方にセイカプレストとホッコーブレーヴがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、アスカクリチャンがベテラン馬の矜持を顕示する様な躍動感のある走りで2つ目の重賞タイトルを奪取

先頭はコスモラピュタでリードは半馬身。2番手にニューダイナスティが続く。その直後、ルルーシュ、ムスカテール、シゲルササグリらが3番手。1馬身離れて、メイショウナルトとマイネルマークが6番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、中団前目にいたアスカクリチャンが目を見張るような末脚を弾けさせ前にいた7頭を差し切り、最後は後続に1馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、中団前目の位置から迫力のある伸び脚で猛進したアドマイヤラクティが続き、2着とクビ差の3着には、3番手の位置から力強い脚捌きでゴールまで頑張ったルルーシュが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたコスモロビンが入線、さらにクビ差の5着には、後方2番手にいたホッコーブレーヴが食い込み、さらにそこから1馬身1/4差の6着にはデスペラードが入った。1番人気のメイショウナルトは先行勢の後ろにいたが失速して14着に敗れた。2番人気のムスカテールは好位にいたが最後一杯になって8着に敗れた。