フィリピントロフィー

レース展開

カゼニタツライオンがレースを牽引、僅差でアーベントロートが続く

前に出たのはカゼニタツライオン。僅かなリードで馬群を引っ張っていく。2番手にアーベントロートが続く。そのあと、エイシンキンチェムとオレニホレルナヨが3番手の好位につける。その1馬身後ろ、アメージングタクトは中団前め。ビキニブロンドは中団馬群の真ん中付近を追走。フィリラは中団後方の位置取り。後方3番手でジックリと折り合いに専念するのはミヤジシェンロン。どん尻にネオヴァンクルとトキノゲンジがいる隊列で最初のコーナーを通過。

フィリピンT、ビキニブロンドが中団前目から鮮やかな末脚を爆発させて前の馬たちをきっちりとねじ伏せる

先頭はカゼニタツライオンでリードは半馬身。2番手にアーベントロートとエイシンキンチェムが続く。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、2番手から抜け出したのは2番人気のエイシンキンチェム。そのまま押し切るかに思われたが、中団前目にいた1番人気のビキニブロンドが息長く終いの脚を伸ばしてエイシンキンチェムを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を掴み取った。2着のエイシンキンチェムから半馬身差の3着には、中団後方の位置からキレのいい末脚を披露した10番人気のトキノゲンジが入った。