第1回 アイルランドトロフィー (G2)

レース展開

アドマイヤマツリが隊列をリードする展開、その直後にピースオブザライフが取り付く

アドマイヤマツリが果敢にハナを奪い、リードを1馬身ほどキープして集団を牽引。単独の2番手にピースオブザライフが続く。その直後、セキトバイーストが3番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはアンゴラブラック、カナテープ、サフィラら3頭。その1馬身後ろ、リラボニート、ボンドガール、ドゥアイズ、ラヴァンダらは中団やや前。フィールシンパシーとライラックは中団後方の位置。ホウオウラスカーズは後方4番手に控えて虎視眈々と機を待つ。後方3番手でジックリと折り合い重視で運ぶのはキャットファイト。後方2番手の位置でじっと我慢して末脚を温存するのはセフィロ。少し離れた最後方にアンリーロードがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アイルランドT、ラヴァンダが中団後方からパワフルな末脚を弾けさせて前の馬たちをしっかりとねじ伏せる

先頭はアドマイヤマツリでリードは1馬身。単独の2番手にピースオブザライフが続く。そのすぐ後ろ、アンゴラブラックとセキトバイーストが3番手。1馬身離れて、カナテープが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、3番手から抜け出したのはアンゴラブラック。そのまま押し切るかに思われたが、中団後方にいたラヴァンダが次元の違う末脚を炸裂させてアンゴラブラックを差し切ると、最後は半馬身の差をつけて勝利を手にした。2着のアンゴラブラックからクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から閃光のような末脚を発揮したカナテープが入った。そこからハナ差遅れた4着には、後方4番手で直線を迎えたライラックが入線、さらに1馬身3/4差の5着には、後方2番手にいたセフィロが食い込んだ。1番人気のボンドガールは中団後方にいたがあとひと押しが足りず9着に敗れた。