第30回 新潟大賞典 (G3)

レース展開

ワンダースティーヴが後続を引っ張る展開、その直後を進むマンハッタンスカイとピースオブラヴ

ワンダースティーヴが先陣を切る形となり、リードを1馬身ほど確保してレースを引っ張っていく。2番手にマンハッタンスカイとピースオブラヴが並ぶ。そのあと、フィールドベアーが4番手の絶好位につける。先団後ろのポジションにいるのはシルクネクサスとカンファーベスト。その1馬身後ろ、バトルバニヤンは中団前め。トウショウヴォイス、メトロシュタイン、ブライトトゥモローらは中団馬群の真ん中付近を併走。スウィフトカレントは中団後方の位置取り。後方2番手の位置でゆっくりと構えるのはグラスボンバー、トレオウオブキング、サンライズマックス、オースミグラスワン。しんがりにトウカイワイルドがいる隊列で最初のコーナーを通過。

新潟大賞典、オースミグラスワンがベテラン馬の矜持を顕示する様な躍動感のある走りで同レース2勝目を挙げる

先頭はワンダースティーヴでリードは1馬身。単独の2番手にピースオブラヴが続く。そのすぐ後ろ、マンハッタンスカイが3番手。その直後、フィールドベアーが4番手。1馬身離れて、シルクネクサスとカンファーベストが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、3番手から抜け出したのはマンハッタンスカイ。そのまま押し切る態勢だったが、後方2番手にいたオースミグラスワンが異次元の末脚を爆発させ前にいた12頭をごぼう抜きし、最後は後続に2馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、3番手の位置から持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたマンハッタンスカイが続き、2着とハナ差の3着には、4番手の位置からジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したフィールドベアーが入った。そこからハナ差遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたシルクネクサスが入線、さらにクビ差の5着には、中団後方にいたスウィフトカレントが食い込んだ。1番人気のブライトトゥモローは中団にいたが見せ場なく11着に敗れた。2番人気のサンライズマックスは後方2番手にいたがあとひと押しが利かず8着に敗れた。