第116回 目黒記念 (G2)

レース展開

ケイエムチェーサーがハナに立つ展開、少し間が空いてタップダンスシチーが続く

ケイエムチェーサーがハナに立ち、後続との差を2馬身以上キープして馬群を牽引。単独の2番手にタップダンスシチーが続く。続いて、チカラダユウキが3番手の絶好位につける。その直後、ローズバドとプレミアムバラードは好位に収まる。先団後ろのポジションに付けたのはホットシークレット。その1馬身後ろ、レディパステルは中団前め。セイコーサンデーは中団馬群の丁度真ん中を追走。ロードフォレスター、フサイチランハート、アクティブバイオらは中団後方の位置。そのあと、トウカイオーザとマチカネキンノホシが12番手。クラフトマンシップは後方5番手に待機して前方各馬をうかがいながらの競馬。少し離れて、タニノエタニティは後方4番手で他馬の出方をうかがう。さらに少し間隔を置いて、後方3番手で腰を落ち着けて折り合いに専念するのはトシザブイ。後方2番手の位置でどっしりと構えるのはユーセイプライム。最後尾にアドマイヤロードがいる隊列で最初のコーナーを通過。

目黒記念、トシザブイがベテラン馬の健在を示す様な見事な走りで念願の重賞初制覇

先頭はタップダンスシチーでリードは体半分。2番手にケイエムチェーサーが続く。その後ろ、プレミアムバラードが3番手。そのあと、チカラダユウキが4番手。1馬身離れて、ローズバド、ホットシークレット、レディパステル、セイコーサンデーらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、9番手から抜け出したのはアクティブバイオ。そのまま押し切る態勢だったが、後方2番手にいたトシザブイが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた16頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身3/4の差をつけてトップでゴールインした。2着には、中団前目の位置から迫力のある伸びを見せたアクティブバイオが続き、2着とクビ差の3着には、先行勢の後ろの位置から長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったセイコーサンデーが入った。そこからクビ差遅れた4着には、同じく先行勢の後ろで直線を迎えた2番人気のレディパステルが入線、さらに1馬身1/4の5着には、途中から先頭に立ったタップダンスシチーが食い込み、1番人気に推されたトウカイオーザは後方3番手から終いはいい脚を使ってそこからアタマ差の6着に敗れた。