第36回 アルゼンチン共和国杯 (G2)

レース展開

サージュウェルズが隊列を引っ張る形、その直後にメジロスティードが取り付く

サージュウェルズが先手を取る恰好となり、後続との差を1馬身ほど保って一団を引っ張っていく。単独の2番手にメジロスティードが続く。そのすぐ後ろ、ダイワオーシュウが3番手の絶好位につける。そのあと、ヒカリサーメットとグラスワンダーは好位に取り付く。先団後ろのポジションに付けたのはシグナスヒーロー、ケイズドリーム、マジックシンガー、マーベラスタイマーら4頭。エーピーランド、マイネルパスポート、ダイタクサージャンらは中団後方の位置。ミラクルタイム、サンデーカイザー、テンジンショウグンらは後方4番手で他馬の出方をうかがう。少し空いて、後方3番手で折り合いをつけるのはトキオエクセレント。さらにその2馬身以上後ろ、後方2番手の位置でどっしりと構えるのはインターフラッグ。シンガリにユーセイトップランがいる隊列で最初のコーナーを通過。

アルゼンチン共和国杯、ユーセイトップランが稲妻の様な差し脚を弾けさせて他の馬たちをまとめて打ち負かす

先頭はメジロスティードでリードは体半分。2番手にサージュウェルズが続く。そのあと、ダイワオーシュウ、グラスワンダー、マジックシンガー、ケイズドリームらが3番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、9番手から抜け出したのはエーピーランド。そのまま押し切るかに見えたが、最後方にいたユーセイトップランが異次元の末脚を爆発させてエーピーランドを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を手にした。2着のエーピーランドから2馬身半差の3着には、3番手の位置から力強いフットワークでゴールまで走り切った2番人気のダイワオーシュウが入った。そこからクビ差遅れた4着には、最後方で直線を迎えたトキオエクセレントが入線、さらに半馬身差の5着には、中団前目にいたマーベラスタイマーが食い込み、1番人気に推されたグラスワンダーは好位からジワリジワリと末脚を伸ばしたそこからクビ差の6着に敗れた。