1990sダービーメモリーズ ナリタブライアンカップ

レース展開

セイカフォルトゥナが全馬を牽引、その直後を進むベルシャザールとメイショウコロンボ

主導権を握ったのはセイカフォルトゥナ。後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にメイショウコロンボとベルシャザールが並ぶ。その直後、クリュギストとエーシンリボルバーが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、ミッキーバラードは中団前目。ダイヤノゲンセキは中団馬群の丁度真ん中を追走。少し離れて、タガノジンガロとジョーメテオは中団後方の位置取り。そのすぐ後ろ、ヴァンヌーヴォーが10番手。その後ろ、ブルータンザナイトが11番手。メタギャラクシーとコウユーヒーローは後方4番手に待機して機をうかがう。後方3番手でジックリと折り合いをつけるのはアグネスアンカー。後方2番手の位置で悠悠と構えるのはサンライズクォリア。少し離れた殿にアドマイヤテンクウがいる隊列で最初のコーナーを通過。

1990sダービーメモリーズ ナリタブライアンC、ヴァンヌーヴォーが負けじ魂を発揮してゴール寸前の熾烈な叩き合いを鼻差で物にする

先頭はベルシャザールでリードは半馬身。2番手にセイカフォルトゥナが続く。そのあと、メイショウコロンボとエーシンリボルバーが3番手。先行勢から少し離れたところにクリュギスト、ジョーメテオ、ブルータンザナイトらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、3番手から抜け出したのは1番人気のエーシンリボルバー。そのまま押し切るかに思われたが、中団にいた2番人気のヴァンヌーヴォーが異次元の末脚を炸裂させてエーシンリボルバーを捉えると、最後はハナ差だけ先んじて勝利を掴んだ。2着のエーシンリボルバーから1馬身半差の3着には、途中から先頭に立ったベルシャザールが入った。そこからクビ差遅れた4着には、中団前目で直線を迎えたダイヤノゲンセキが入線、さらに3/4馬身差の5着には、後方3番手にいたコウユーヒーローが食い込んだ。