吾妻小富士賞

レース展開

トップオブボストンが後続を引っ張る形、2番手に続くシャトルタテヤマとフェールクークー

逃げたのはトップオブボストン。後続との差を1馬身ほど保って馬群を先導。2番手にシャトルタテヤマとフェールクークーが並ぶ。そのあと、ニホンピロタルト、ハリソンバローズ、マチカネコロモガワらが4番手の好位につける。その1馬身後ろ、レディハニーとポールアックスは中団前目。ヒカルジョディー、オリオンザブラック、ワシントンパークらは中団後方の位置取り。後方7番手で腰を落ち着けて折り合いに専念するのはマルサンテクニカル、カシノチェスト、グローリールピナスら3頭。後方2番手の位置でじっとして力を温存するのはシティボス。シンガリにクリンゲルベルガーがいる隊列で最初のコーナーを通過。

吾妻小富士賞、ヒカルジョディーが中団前目からパワフルな末脚を弾けさせて前の馬たちをしっかりとねじ伏せる

先頭はトップオブボストンでリードは1馬身。2番手にシャトルタテヤマとフェールクークーが続く。その後ろ、ハリソンバローズが4番手。1馬身離れて、ニホンピロタルトとマチカネコロモガワが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、中団前目にいたヒカルジョディーが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は懸命に食い下がる13番人気のマルサンテクニカルを3/4馬身振り切り勝利を手にした。2着のマルサンテクニカルから2馬身半差の3着には、4番手の位置から息の長い末脚を繰り出したハリソンバローズが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、中団後方で直線を迎えたオリオンザブラックが入線、さらに半馬身の5着には、逃げ粘ったトップオブボストンが食い込んだ。1番人気のマチカネコロモガワは先行勢の後ろにいたが失速して13着に敗れた。2番人気のポールアックスは中団前目にいたがいいところなく9着に敗れた。